短大英語科卒業後、メーカーを経て自動車系商社に勤務し、海外営業を担当していました。希望していた英語を活かす仕事でしたが、同時に通訳・翻訳家を目指して勉強もしていました。勉強の甲斐があり、海外のニュースをウェブサイトに掲載する企業で翻訳する仕事に就くことができました。やりたい仕事でありましたが、ページ閲覧数を追求する企業の姿勢に疑問も持っていました。その後、高校時代にカナダへの交換留学でお世話になった団体の職員に転職。地域貢献活動や、青少年の交換留学、ポリオ撲滅運動等の国際奉仕活動のサポートを行っていました。本格的に国際協力分野に進みたいと思ったのですが、国際協力を行っていく上で、自分に欠けていたのが海外での実務経験でした。
その頃、在パラオ共和国日本大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力外部委嘱員のポジションに応募。パラオで1年間、学校施設整備や医療機器供与等のODA案件形成を経験しました。現在は、シンクタンクにおいて、太平洋島しょ国に関わる事業支援の職に就いています。将来、研究員やプログラムオフィサーへの道も選択肢に入れたいと考えましたが、多くの研究機関・団体では修士号以上が求められます。短大卒だったため、四年制大学法学部政治経済学科の通信教育部に3年次編入。仕事、子育て、家事に加え、大学のレポート提出に追われ、目の回る忙しさでしたが、大学の勉強は苦になりませんでした。
大学院は、職場に近く、夜間と土曜日開講で、国際協力が学べる東洋英和女学院大学大学院に入学。少人数でアットホームな雰囲気は、入学前の授業見学の時に抱いた印象と変わらないものでした。国際協力の現場を知っている先生が多いのも好印象でした。初めて書く論文指導も懇切丁寧で、わかりやすい指導を受けています。ハイブリッド授業は、社会人にとってとてもありがたく利用しています。 入学当初は、太平洋島しょ国に関する地域研究をして修士論文にまとめる方針でしたが、現在は、コア・ レビュー(研究成果)の執筆に切り替えました。ひとつの地域に限定せず、広い視野を持って物事をさまざまな角度から見る手法を学んだことは大きな成果でした。
